丹後半島 間人ガニ

幻と言われる 「間人(たいざ)ガニ」 をご存知でしょうか?
間人ガニは、京都北部の丹後半島・丹後町間人(京丹後市)の間人港(たいざこう)にて水揚げされた
「ずわいガニ」のことです。
ちなみに、松葉ガニの正式名称がずわいガニといいます。
この間人港で水揚げされたずわいガニのみをを「間人(たいざ)ガニ」と呼びます。
間人ガニが有名な理由は、間人港が丹後半島沖までのずわいガニ漁場に近く、
漁協所属のずわいガニ漁船5隻が、その日とれたずわいガニをその日のうちに港に持ち帰る
「日帰り操業」を行うことにあります。
大きな港のずわいガニ漁船は、大きな船で数日間帰港せず(沖合いに停泊)かに漁を行うのに比べ、
格段に新鮮なずわいガニを港に持ち帰ることができるわけです。
但し、冬の日本海は時化(しけ)が頻発するため、小型船で操業する間人港の間人ガニは、
安定した水揚げが保証できないため、「幻の間人ガニ」ともいわれます。

こんな話しを聞くとどうしても食べたくなりませんか?
HPでいろいろ調べると、間人ガニを食べさせてくれる店は沢山ありますが、
どれも高い…  幻だもんね〜
1泊なんて、とんでもない値段じゃないですか 
(> <) 無理
宿泊なんて贅沢は言えません、お陰様で我が家からは近いのですから日帰りで昼食なら
何とか食べられそうな値段です。

数ある中で我が家が選んだお店は 
ひさみ さんです。
カサデファンタひさみ という宿泊するところもありますが、
近くに 
味工房ひさみ というレストランがあります。
今回はこちらのレストランで間人ガニをいただく事にしました。

事前に電話予約をいれ、大体のお料理もお願いしておきます。
オーナーの方はとても親切な方で、2003年12月に初めてこちらへ訪れたときは本当にお世話になりました。
その日は突然の大雪で高速道路はストップしてしまい、車ではとても行けそうもなかったので
キャンセルしようかと思ったんですけど、どうしても諦められす電車で行ったんです。
食事が済んでから、電車の時間まで結構時間があったので、どうしようかと思っていたら
お昼休みにもかかわらず電車の時間まで休憩させていただいたあげく、駅まで送っていただきました。
実は行きは駅からタクシーでお店まで行ったんですけど、6,000円もかかってしまったんです。
それ以来、翌年もまた訪れています。
できれば毎年いければいいんですけど…


この時私達が注文したのは 間人ガニフルコースです。
もう食べられないというくらい堪能できます。

他にもカニ1匹を焼きと刺身でと注文できたり、かにすきと焼きでといった風に
自分達に合った形で調理してもらえます。
次の年からは、1匹を焼きと刺身、もう1匹をかにすきで注文したんですけど、
2人でちょうどいい量でしたよ。
でも、雑炊までするとお腹パンパンになっちゃいますけど(笑)
値段もフルコースよりちょっとお安くなります。

2003.12.20

間人ガニ フルコース

せこガニ


松葉ガニは、ずわいガニの雄の事をいいますが、
こちらでは、ずわいガニの雌のことを
せこガニ などと呼んでいます。
このカニは、みそ、内子、外子が一緒に楽しめます。
小さいけど、味がしっかりしていて美味しいです。
小鉢

小鉢の一品が付いています。
藻貝いうものだと思います。
薄味の味付けがいい感じでした。
この貝って、結構美味しいのです。
カニの天ぷら

衣がサクサクで、
火を通すと甘味が増します。
足一本でもボリューム満点
カニ刺し

こちらでは、身を水につけて
花を咲かせる事はしないそうです。
見た目は綺麗ですが、
旨みが逃げて水ぽくなるからなのだそうです。

殻から外す時に、ねっとりとした身は甘味があり、
もちもちとした食感です。
カニ身をカニみそに付けて…
こんな贅沢な食べ方もできちゃいます。サイコー
甲羅焼きは、カニみその濃厚さが楽しめます。
身のひとつひとつの繊維が分かるでしょうか?
すごい弾力なんです。これが間人ガニなんだ。と実感!
焼き蟹は備長炭を入れた七輪で焼き上げます
焼ガニ

間人ガニの食感を一番楽しめるのは、
この焼ガニかもしれません。
とにかく身のひとつひとつの繊維がすごいんです。
弾力もあり、歯ごたえがすごいです。

蟹から水分が出て、身がぷくっと膨れます。
この状態が半生で食べ頃です。
とてもジューシーです。
カニの爪酒

身を食べたカニ爪や足の部分の殻を
軽くあぶって、熱々の日本酒の中に
入れていただきます。
これがまた美味しいのです。

こちらで教えていただきました。
こんな飲み方があったなんて
雑炊

卵と海苔を入れて作る雑炊は、
いろんな旨みが凝縮されて
お腹が一杯でも食べられちゃうんですよね〜

カニすきの雑炊って、どの鍋の雑炊より美味しいですよね?
これが最高! やみつきになりますよ〜
湯のみに薬味と一緒に入れて、
まずはこれからいただきましょう
すると、カニみそが花を咲かせて浮いてきます。
このカニみそを入れちゃいます →
野菜も地元農家の新鮮な物を使っているそうです。

この野菜がまた新鮮で美味しいのです。
カニすき
ここのカニすきは絶品!
とにかくスープが美味しいのです。
ご主人生家の間人の老舗旅館の
「昭恋館 よ志のや」と同じカニすき出汁
なのだそうです。

まず、スープにカニみそを入れます。
(ここでびっくり!)
すると、沸騰するころにカニみそがふつふつと浮き上がって、
花が咲いたようになります。
その味噌入りスープを湯のみに入れてくれます。
口の中でふわっと広がるカニみその味とコクは、
本当に絶品ですよ。
まるで"うに"のような濃厚さです。
新鮮なカニみそだからできるんでしょうね。

カニ(雄)の手には、必ず上記のようなプラスチック製のタグが付けられています。
漁師達が冬の荒海の上で必死に獲ったカニが、海外から輸入された冷凍ズワイガニと
同じように扱われては困るという強い想いから、漁業組合側がこのタグを付けるようにしたそうです。
このタグは船上で一匹一匹手作業で付けられ、かなりの手間がかかる作業ですが、
このタグの付いている松葉ガニは、漁師さん達が命をかけてまで獲った松葉ガニだという証なのです。
緑色のタグは、京都府の間人港産 間人ガニや浅茂川漁港産 松葉ガニを表し、
青色のタグは、津居山港産の津居山ガニ、黄色のタグは、越前ガニのことを表します。
タグには文字で、漁港名や漁船名等が記載されています。

今回初めて間人ガニを食べる事ができましたが、美味しさは想像以上でした。


お店に入るとすぐに水槽が置いてあります。
帰りにこのカニを買って帰りました。

家で茹でガニにしたんですけど、
ここで間人ガニの新鮮さを痛感しました。
茹でた茹で汁が全然濁っていないんです。
普通生きたカニでも、茹でると味噌が出て
煮汁が濁るものなんですけど、
このカニはそれがないんですよ。
これって新鮮な証拠ですよね?

お持ち帰りでも大変美味しく頂くことができました。
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